フリーランスとして活動を続けるなら、毎年の確定申告は避けられません。年間のビジネスの状態を税務署に報告することで、支払うべき税金の金額が決まります。確定申告の準備をするにあたり、年度末になって領収書の整理に追われるのはよくある事例です。提出書類をスムーズに作成するためにも、領収書の整理は日頃から着実に行いましょう。そこで、会計ソフトを利用すれば、備品の購入など経費の管理をかなり効率的に行うことができます。税務署への問い合わせなども年度末は混雑する傾向にあるので、早めに準備を始めることが大切です。
確定申告の書類を作成する際、判断に悩みやすいのが経費の扱いでしょう。フリーランスとしてのキャリアが浅いと、どこまで経費として認められるのかわからないからです。仕事上で必要な物品の購入は、基本的に経費として落とせます。ただし、取引先との打ち合わせによる飲食の場合、食事が豪華であれば経費として認められない可能性が高いです。特に迷いやすいのは、自宅で仕事をしている場合でしょう。賃貸物件を自宅にしている場合、家賃や電気代をすべて経費にはできません。自宅で仕事に使うスペースの割合を計算し、その電気代の一部を経費として計上することができます。わからない点があれば、税務署や税理士に問い合わせましょう。予算に余裕があるなら、税理士に提出書類の作成代行を頼むとミスの心配がありません。また、確定申告が終了しても、一定期間は領収書を保管しておくことが大切です。